薬学生の皆様、こんにちは。

このページを見ている方は、積極的に就職活動に取り組まれていることと思います。

緊急事態宣言も延長され、まだまだコロナが世間をにぎわせており、まさに時代が変わろうとしている真っ只中です。

薬局業界においても今、変化が求められています。

 

以前の記事にもありましたが、薬剤師に求められていること変わってきており、

表題に記載した通り、薬剤師が営業をしなければならない時代がもう来ています。

 

具体的にどういうことなんでしょうか。

2020年9月30日の記事にあった通り、(詳細はこちらhttps://cb-yaction.com/useful/1927/)薬剤師がこれから求められるスキルは「対物から対人へ」となり、よりコミュニケーション力が必要になってきます。

 

では一概にコミュニケーション力といってもどういった力が必要になってくるのか。

イメージがわきづらい方も多いかと思いのではないでしょうか。

端的に言うと、それは「選ばれる薬局」になるための力です。

今までは、門前の医療機関の患者が流れてくるのを迅速にかつ正確に調剤していく力が必要とされていましたが、今後はそれだけではありません。

 

今、薬局業界が取り巻いている問題は次のようなものがあります。

①コロナの影響により、処方箋枚数が減ってきており経営的に苦しい薬局が増えてきている。

②国の医療費削減により、病床数が削減されているため今後は在宅による診療が増えていく。

③少子高齢化により今後より高齢化患者が増えてくるため、さらに在宅患者が増える。

 

つまり、ただ待っているだけの薬局は処方箋は減っていく一方になってしまうのが、時代の流れにです。もうお分かりでしょうか。

そこで今、薬局が力を入れるべきが、いわゆる「薬剤師の在宅訪問診療」となってくるのです。

 

薬局が処方箋を増やすために、介護施設や、居宅介護支援事業所で薬の一包化ができてなかったり、服薬指導ができていないような患者のもとへ自ら訪問し、自分の薬局に処方箋を出してもらうように交渉しに行く。

これって、一般企業の営業マンとなんら変わりはないですよね。

在宅を実施すれば、処方箋が増えるだけでなく、地域支援体制加算も算定できるようになるため、経営面で見れば当然の流れといえるわけです。

 

つまり、いろんな薬局が今後「薬剤師の在宅訪問診療」に力を入れてくるでしょう。

そうなると当然薬局同士の競争が激しくなります。

今までよりも、より「選ばれる薬局」になるための行動が必要になってくることが予想されますね。

 

今皆さんは就職活動において様々な会社説明会に参加したり、面接に臨んだりしていることかとおもいますが、以上のような背景を理解していると、今薬局がどういう人材を求めているのか、少し理解できたのではないでしょうか。

他の薬剤師と面接で差をつけるためにも、今後「在宅」というのは非常に重要になってくることでしょう。