4年生以下のみなさんは、これから始まる実習期間に不安を抱える方も多いですよね!
YACTION!では、先輩薬学生のみなさんに、「実務実習」「就職活動」「国試受験」の経験談を取材しました!
これからシリーズとして更新していくのでお楽しみに ♥
今回は東北医科薬科大学5年生、石橋真央さんに「実務実習」での体験談を伺いました。
実習の概要を教えてください!
石橋さん:
私は、2期と3期が実習期間でした。
里帰り実習はせず、薬局・病院どちらも現住所の近くの実習先です。
2期の薬局では、自分ともう1人の学生とペアで、3期の病院では、自分と他に7人の学生がいました。
この人数は、周りの友達の話を聞いても一般的だと思います。
みんな同じ大学の学生でしたが、実習前には絡んだことのない人ばかりでした。
実習が始まるまでは、初めての場所で、どんな人と一緒に実習を行うのか、不安が大きかったですね。
CB岩崎:
誰もが新しい環境には緊張しますよね。それは社会人だって同じです…
実際実習が始まってからは、すぐに慣れることができましたか?
石橋さん:
実は実習が始まってすぐ、慣れない環境や不安から体調を崩してしまって、早退や欠席をすることがありました。
そのことで実習先の方や他の学生さんに迷惑をかけてしまっている、という罪悪感もあり、「行きたくないな」と、気持ち的に負けてしまいそうになることも。
ただ、そんなわたしの体調面も実習先の方がすごく思いやって下さって、体調がいいときに合わせて、調剤や調製などを体験させて頂いたりしました。
その優しさから、薬剤師の仕事を自分の目で見て、感じられるこの機会をもっと大切にしようと思えました。
また、周りに迷惑がかかってしまうので「自己管理の大切さ」は痛感しました。
CB岩崎:
すごい。まさしく新入社員が最初に学ぶことを、実習の期間に体験できたんですね。
「体調管理も仕事のうち」と、先輩に教わったことを思い出します(遠い目)
実習期間中は、周りの方とのコミュニケーションが支えになりましたか?
石橋さん:
そうですね。周りに助けられた部分は大きいです。
私は、実習での一番の成果は「共に切磋琢磨できる人を見つけたこと」だと思っています。
病院実習では、実習生向けの部屋が準備されていたんですが、実習終わりに他の7人のメンバーとそこで話し合うことが多かったんです。
ある患者さんの症状や副作用についてなど、その日あった出来事や不思議に思ったことを、各々の意見を持ってディスカッションしていました。
薬局実習先はみんなバラバラだったので、薬局実習で得た知識を共有し合っている感覚もありましたね。
今でもこの実習メンバーは週に1回くらいは集まっていて、めちゃくちゃ仲良しです!
勉強で分からないことも聞き合いますし、実習期間中に得た知識は、国試の実務教科でも役立つと思います。
▼実習メンバーと
▼実習メンバーと
実習期間を通して、共に薬剤師を目指す大切な仲間を見つけた石橋さん。
お話を伺っていても、実習期間に得た、相手への思いやりの気持ちを感じました。
これから国家試験という大きなイベントも待っていますが、石橋さんなら仲間と助け合って、きっと素敵な薬剤師になれるはず!
心から、応援しています。
■インタビューにご協力くださった学生さん
東北医科薬科大学5年 石橋真央さん
■取材・執筆
CBコンサルティング岩崎礼衣