前回に引き続き、先輩薬学生の体験談をお届けしていきます。

今回は、薬学生の皆さんがもしかしたら一番気になっている「国試受験」について、
安田女子大学6年の大石さんに伺いました。

いつから国試の勉強を始めましたか?

大石さん:

私の大学では、予備校の講習会が6年生の春からあり、11月までは授業とその講習会で勉強をしました。

予備校講習というのは、大学側が予備校から講師を招いて授業をしてくれるものです。

普段の学校の授業よりも試験対策要素が強く、そこで学んだ内容は結構活かされましたよ。

 

CB岩崎:

なるほど。予備校講師は試験のテクニックなんかも教えてくれますもんね。大学の先生だけに教わるより安心かも。

11月以降はどう勉強をしましたか?

大石さん:

私の場合、ほとんど大学で勉強しました。一日のスケジュールはこんな感じです。

午前 9時~11時 勉強

午後 14時~17時 勉強
   17時~20時 買い出し、食事休憩など
   20時~21時 勉強
   21時~22時 お風呂など
   22時~24時 勉強

集中力が切れたら休憩していたので、実際の勉強時間は1日5、6時間でした。

CB岩崎:

すごい、やっぱりこれくらいは勉強時間を確保したんですね。努力が見えます・・・!

工夫した勉強法はありますか?

大石さん:

青本に書き込むのは講習会の時だけで、授業や講習会で分からなかったことや覚えていなかったことは、国試当日に持っていくノートに付箋を使って書き込みました。

こういった「苦手ノート」はSNS上でも結構見かけましたよ。

↑苦手ノート、ぜひ見たかったんですが、国試終わりにまるっと捨ててしまったそう(笑)こちらは大石さんの青本の書き込みです。

CB岩崎:

苦手ノートか~月日が経って見返すと涙がでそうですね! 捨ててしまったそうですが・・・笑

後輩に向けて、先人の言葉をどうぞ!

大石さん:

どれだけ模試で点を取っていても、国試当日は緊張すると思います。

緊張のせいか、普段なら解けている問題も間違えることがありますが「大丈夫。できる。」と信じて最後まで見直しをすることがとても大事です。

見直し時は、初めに解いた際の化学式などメモ書きはアテにせず、先入観なくもう一度、解きなおしたほうがいいです。私は当日そこで躓きました・・・!

1年間は本当にあっという間。今から悔いのないように頑張ってください!


苦手ノートでの勉強法や当日の注意点など、具体的なテクニックを教えてくれた大石さん。

大学での勉強は、友達とというよりも、個人で集中して取り組んだそうです。

兎にも角にも、国試受験本当にお疲れ様でした!!

社会人のスタートはここから。素敵な薬剤師として活躍されることを心より祈っています!